みなさまこんにちは!
幼稚園や保育園で制作をするときに「やりたくない~!」というお子さんがいて困った経験はありませんか?
このBLOGでは、そんなお子さんでも「やってみたい!」と思ってくれるような「導入」を紹介しています。
さて、6月4日は虫歯(む(6)し(4))予防デーですね。
今回は虫歯予防デーでの製作に入る前の導入のアイデアを紹介します。
※こちらの記事は3歳児を対象とした導入です。
この記事の目次
- 虫歯予防デーとは
- 虫歯予防デーで伝えたいこと
- 製作物の紹介
- 【スクリプト有】制作物を作る前の導入
- 製作物の作り方
虫歯予防デーとは
虫歯予防デーは、『令和5年度 歯と口の健康週間実施要領』によると、
「歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与することを目的とする」
としています。
つまり、虫歯予防デーとは、歯と口の健康に興味を持ってもらいたい!ということを目的とした日ということ。
園児に歯磨きに対して少しでも興味を持ってもらい、「虫歯で痛い思いをしないためには、まずは歯磨きが大切なんだ!今日からきちんと歯磨きをしなきゃ!」と思ってもらうことが重要です。
虫歯予防デーで伝えたいこと
虫歯予防デーの製作を実施することで伝えたいことはいくつかあるかと思います。
- 歯の大切さ(知識の普及)
- 虫歯予防のために歯磨きを正しく行うこと(知識の普及)
- 万が一虫歯ができた場合には歯医者に行くこと(早期治療)
これらを伝えるための導入や製作が大切になります。
製作物の紹介
今回の製作物はこちら
歯ブラシとコップです。
今回はこの「歯ブラシ・コップ」製作を前提にした導入のアイデアを紹介します。
※作り方は下記に記載があります。
制作物を作る前の導入
導入スクリプト例
先生:あれ?だれか泣いてない?
芽衣ちゃん:うえーん(涙)歯が痛いよ~。
先生:めいちゃん、どうしたの?
芽衣ちゃん:あのね、今朝ご飯を食べようと思ったら歯がズキズキして食べられなかったの~」
先生:どれどれ、口の中を見せてね。あー大変!くちの中が虫歯だらけ!これは歯医者さんに行って治さないと、もっと痛くなるよ。めいちゃんすぐに歯医者さんに行っておいでよ。
芽衣ちゃん:もっと痛くなるの!?私、これから歯医者さんに行ってくるね!
歯医者さん:芽衣ちゃんどうしたんだい?
芽衣ちゃん:歯が痛くてごはんが食べられないの。歯医者さん治してください。
歯医者さん:どれどれ、これはひどいね。これからレントゲンを撮ってどこが悪いか見てみよう
※レントゲンの写真を芽衣ちゃんに見せる
歯医者さん:芽衣ちゃん見てごらん。口の中は虫歯がいっぱいいるよ。こうなる前にきちんと歯を磨かないといけないよ。
芽衣ちゃん:歯を磨くと虫歯にならないの?でも私、よく磨ける歯ブラシ持ってないの。
歯医者さん:じゃあ、虫歯にならないように、今日は特別にみんなに、よく磨ける歯ブラシの作り方とコップの作り方を教えてあげるね。!
※歯医者の先生が作り方のお手本を見せる。
そうだ、見ている皆にもプレゼントするからあとで作ってみてね。
芽衣ちゃん:先生ありがとう!今度からちゃんと磨くね!
先生:芽衣ちゃんよかったね!先生、歯医者さんからみんなの分の歯ブラシセットもらったから、みんなで作ってみようか!
子供たち:はーい
※ご自身の保育園や幼稚園で独自のキャラクターがある場合は、名前を変えて利用してください。
歯磨きをすると虫歯が予防できることを子供たちに伝え、歯を磨くための歯ブラシやコップの製作への流れを作るため導入例でした。
製作物の作り方
用意するもの(歯ブラシ2本・コップ2個)
☆材料
・折り紙(歯ブラシ用)1枚
・折り紙(コップ用)1枚
☆使う道具
・はさみ
・のり
作り方
☆歯ブラシ
・折り紙を長方形になるように半分に折る
・さらに半分に折る
・さらにもう一度半分に折る
・今度は縦に半分に折る
・一度広げる
・はしから折っていき、最後の一つ前で止める
・白い個所の折り目に切り込みを入れ、半分を織り込み、歯ブラシの形を作ります。
・はさみんで切り込みを入れ、歯ブラシの毛を作って完成
☆コップ
・三角形になるように半分に折る
・五角形になるように折る
・上部分を外側に織り込んで完成(裏表で行う)
女の子や男の子の絵に貼り付けてみてもよさそうです。
ぜひ、導入の際に利用してみてくださいね。
コメント